前に戻る 【ヨハネ傳19章1節】

こゝにピラト、イエスをとりてむちうつ。
Then Pilate therefore took Jesus, and scourged him.


Pilate
〔マタイ傳27章26節〕
26 こゝにピラト、バラバをかれらにゆるし、イエスをむちうちて十字架じふじかにつくるためわたせり。
(31) かく嘲弄てうろうしてのち、上衣うはぎぎて、もところもをきせ、十字架じふじかにつけんとてきゆく。
〔マタイ傳27章31節〕
〔マルコ傳15章15節〕
15 ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
(20) かく嘲弄てうろうしてのち、紫色むらさきころもぎ、もところも十字架じふじかにつけんとていだせり。 〔マルコ傳15章20節〕
〔ルカ傳23章16節〕
16 さればこらしめてこれゆるさん』
〔ルカ傳23章23節〕
23 されど人々ひとびと大聲おほごゑをあげ迫󠄃せまりて、十字架じふじかにつけんことをもとめたれば、遂󠄅つひにそのこゑ勝󠄃てり。
scourged
〔詩篇129章3節〕
3 たがへすものはわがそびらをたがへしてそのたみぞをながくせり
〔イザヤ書50章6節〕
6 われをむちうつものにわがをまかせわがひげをぬくものにわがほゝをまかせ はぢつばきとをさくるためにかほをおほふことをせざりき
〔イザヤ書53章5節〕
5 かれはわれらのとがのためにきずつけられ われらの不義ふぎのためにくだかれ みづから懲罰こらしめをうけてわれらに平󠄃安やすきをあたふ そのうたれしきずによりてわれらは癒󠄄いやされたり
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マタイ傳23章34節〕
34 このゆゑよ、われなんぢらに預言者よげんしゃ智者ちしゃ學者がくしゃらを遣󠄃つかはさんに、うちあるものころし、十字架じふじかにつけ、あるものなんぢらの會堂くわいだうにてむちうち、まちよりまち逐󠄃くるしめん。
〔マルコ傳10章33節〕
33よ、われらエルサレムにあがる。ひと祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにわたされん。かれさだめて、異邦人いはうじんわたさん。
〔マルコ傳10章34節〕
34 異邦人いはうじん嘲弄てうろうし、つばきし、むちうち、遂󠄅つひころさん、かくかれ三日みっかのちよみがへるべし』
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔使徒行傳16章22節〕
22 群衆ぐんじゅうひとしく起󠄃おこちたれば、上役うはやくめいじてころもぎ、かつしもとにてたしむ。
〔使徒行傳16章23節〕
23 おほちてのちひとやれ、獄守ひとやもりかたまもるべきことをめいず。
〔使徒行傳22章24節〕
24 千卒長せんそつちゃう人々ひとびとなにゆゑパウロにむかひてさけよばはるかをらんとし、むちうちてしらぶることをめいじて、かれ陣營ぢんえいれしむ。
〔使徒行傳22章25節〕
25 革鞭かはむちをあてんとてパウロをりしとき、かれかたはらに百卒長ひゃくそつちゃうふ『ロマびとたるものつみさだめずしてむちうつはきか』
〔コリント後書11章24節〕
24 ユダヤびとより四十しじふひとらぬむちけしこと五度いつたび
〔ヘブル書11章36節〕
36 そのほかもの嘲笑あざけりむちと、また縲絏なはめ牢獄ひとやとの試鍊こゝろみけ、
〔ペテロ前書2章24節〕
24 うへかゝりて、みづからわれらのつみおの負󠄅たまへり。これわれらがつみきてに、きてきんためなり。なんぢらはかれきずによりて癒󠄄いやされたり。

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兵卒へいそつどもいばらにて冠冕かんむりをあみ、そのかうべにかむらせ、紫色むらさき上衣うはぎをきせ、
And the soldiers platted a crown of thorns, and put it on his head, and they put on him a purple robe,


the soldiers
〔詩篇22章6節〕
6 しかはあれどわれはむしにしてひとにあらず にそしられたみにいやしめらる
〔イザヤ書49章7節〕
7 ヱホバ、イスラエルの贖主あがなひぬしイスラエルの聖󠄄者せいしやひとにあなどらるるもの たみにいみきらはるるもの をさたちにえきせらるるものにむかひて如此かくいひたまふ もろもろのわうてたちもろもろのきみはみてはいすべし これ信實まことあるヱホバ、イスラエルの聖󠄄者せいしやなんぢを選󠄄えらびたまへるがゆゑなり
〔イザヤ書53章3節〕
3 かれはあなどられてひとにすてられ 悲哀かなしみひとにして病患なやみをしれり またかほをおほひて避󠄃さくることをせらるるもののごとくあなどられたり われらもかれをたふとまざりき
〔マタイ傳27章27節〕
27 ここに總督そうとく兵卒へいそつども、イエスを官邸くわんていにつれゆき、全󠄃ぜんたい御許みもとあつめ、~(31) かく嘲弄てうろうしてのち、上衣うはぎぎて、もところもをきせ、十字架じふじかにつけんとてきゆく。
〔マタイ傳27章31節〕
〔マルコ傳15章17節〕
17 かれ紫色むらさきころもせ、いばら冠冕かんむりみてかむらせ、~(20) かく嘲弄てうろうしてのち、紫色むらさきころもぎ、もところも十字架じふじかにつけんとていだせり。 〔マルコ傳15章20節〕
〔ルカ傳23章11節〕
11 ヘロデその兵卒へいそつともにイエスをあなどり、かつ嘲弄てうろうし、華美はなやかなるころもせて、ピラトに返󠄄かへす。
〔ヨハネ傳19章5節〕
5 こゝにイエスいばら冠冕かんむりをかむり、紫色むらさき上衣うはぎをきてたまへば、ピラトふ『よ、このひとなり』

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御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
And said, Hail, King of the Jews! and they smote him with their hands.


Hail
〔マタイ傳26章49節〕
49 かくてたゞちにイエスに近󠄃ちかづき『ラビ、やすかれ』といひて接吻くちつけしたれば、
〔マタイ傳27章29節〕
29 いばら冠冕かんむりみて、そのかうべかむらせ、あしみぎにもたせかつその前󠄃まへひざまづき、嘲弄てうろうしてふ『ユダヤびとわうやすかれ』
〔ルカ傳1章28節〕
28 御使みつかひ處女をとめもとにきたりてふ『めでたし、めぐまるるものよ、しゅなんぢとともいませり《[*]》』[*異本「なんぢば女のうちにて惠まるる者なり」との句を加ふ。]
King
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。~(22) ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ヨハネ傳19章22節〕

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ピラトふたゝでて人々ひとびとにいふ『よ、このひとなんぢらにひきいだす、これはなにつみあるをもぬことをなんぢらのらんためなり』
Pilate therefore went forth again, and saith unto them, Behold, I bring him forth to you, that ye may know that I find no fault in him.


that ye
〔マタイ傳27章4節〕
4 『われつみなきのりてつみをかしたり』かれらいふ『われらなんあづからん、なんぢみづからあたるべし』
〔マタイ傳27章19節〕
19 かれなほ審判󠄄さばきにをるとき、そのつまひと遣󠄃つかはしてはしむ『かの義人ぎじんかゝはることをな、われけふゆめなかにてかれゆゑにさまざまくるしめり』
〔マタイ傳27章24節〕
24 ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
〔マタイ傳27章54節〕
54 百卒長ひゃくそつちゃうおよびこれともにイエスをまもりゐたるものども、地震ぢしんとそのりしこととをて、いたおそれ『かれかみなりき』とへり。
〔ルカ傳23章41節〕
41 われらはししことむくいくるなれば當然たうぜんなり。されどひとなにぜんをもさざりき』
〔ルカ傳23章47節〕
47 百卒長ひゃくそつちゃうこのりしことて、かみあがめてふ『じつにこのひと義人ぎじんなりき』
〔ヨハネ傳18章38節〕
38 ピラトふ『眞理しんりとはなにぞ』
   かくひてふたゝびユダヤびと前󠄃まへでてふ『われこのひとなにつみあるをもず。
〔ヨハネ傳19章6節〕
6 祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
〔コリント後書5章21節〕
21 かみつみたまはざりしものわれらのかわりつみとなしたまへり、これわれらがかれりてかみとなるをんためなり。
〔ヘブル書7章26節〕
26 かくのごときだい祭司さいしこそわれらに相應ふさはしきものなれ、すなは聖󠄄せいにしてあくなく、けがれなく、罪人つみびとより遠󠄄とほざかり、諸般もろもろてんよりもたかくせられたまへり。
〔ペテロ前書1章19節〕
19 きずなく汚點しみなき羔羊こひつじごときキリストのたふとることをればなり。
〔ペテロ前書2章22節〕
22 かれつみをかさず、そのくち虛僞いつはりなく、
〔ペテロ前書3章18節〕
18 キリストもなんぢらをかみ近󠄃ちかづかせんとて、たゞしきものたゞしからぬものかはりて、ひとたびつみのために《[*]》たまへり、かれ肉體にくたいにてころされ、れいにてかされたまへるなり。[*異本「苦難を受け給へり」とあり。]
〔ヨハネ第一書3章5節〕
5 なんぢらはる、しゅあらはたまひしは、つみのぞかんためなるを。しゅにはつみあることなし。

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こゝにイエスいばら冠冕かんむりをかむり、紫色むらさき上衣うはぎをきてたまへば、ピラトふ『よ、このひとなり』
Then came Jesus forth, wearing the crown of thorns, and the purple robe. And Pilate saith unto them, Behold the man!


Behold
〔イザヤ書7章14節〕
14 このゆゑしゆみづからひとつ豫兆しるしをなんぢらにたまふべし よをとめはらみてをうまん そのをインマヌエルととなふべし
〔イザヤ書40章9節〕
9 よき音󠄃信おとづれをシオンにつたふるものよ なんぢ高山たかやまにのぼれ よきおとづれをヱルサレムにつたふるものよ なんぢつよこゑをあげよ こゑをあげておそるるなかれ ユダのもろもろのまちにつけよ なんぢらのかみきたりたまへりと
〔イザヤ書43章1節〕
1 ヤコブよなんぢを創造󠄃さうざうせるヱホバいま如此かくいひたまふ イスラエルよなんぢをつくれるものいまかくいひたまふ おそるるなかれわれなんぢをあがなへり われなんぢのをよべりなんぢはわがものなり
〔エレミヤ哀歌1章12節〕
12 すべて行路人みちゆくひとよ なんぢらなにともおもはざるか ヱホバそのはげしき震怒いかりわれをなやましてわれにくだしたまへるこの憂苦うれひにひとしき憂苦うれひまたにあるべきやかんがへ
〔ヨハネ傳1章29節〕
29 くるヨハネ、イエスのおのもとにきたりたまふをていふ『よ、これぞつみを《[*]》のぞかみ羔羊こひつじ。[*或は「負󠄅ふ」と譯す。]
〔ヘブル書12章2節〕
2 信仰しんかう導󠄃師みちびきてまたこれ全󠄃まったうするものなるイエスをあふるべし。かれはその前󠄃まへかれたる歡喜よろこびのために、はぢをもいとはずして十字架じふじかをしのび、遂󠄅つひかみ御座みくらみぎたまへり。

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祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
When the chief priests therefore and officers saw him, they cried out, saying, Crucify him, crucify him. Pilate saith unto them, Take ye him, and crucify him: for I find no fault in him.


Take
〔マタイ傳27章24節〕
24 ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
〔ヨハネ傳18章31節〕
31 ピラトふ『なんぢらかれ引取ひきとり、おのが律法おきてしたがひてさばけ』ユダヤびといふ『われらにひところ權威けんゐなし』
the chief priest
〔マタイ傳27章22節〕
22 ピラトふ『さらばキリストととなふるイエスをわれいかにべきか』みないふ『十字架じふじかにつくべし』
〔マルコ傳15章12節〕
12 ピラトまたこたへてふ『さらばなんぢらがユダヤびとわうとなふるものをわれ如何いかべきか』~(15) ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
〔マルコ傳15章15節〕
〔ルカ傳22章21節〕
21 れどよ、われもの、われととも食󠄃卓しょくたくうへにあり、~(23) 弟子でしたちおのれらのうちにてことをなすものは、たれならんとたがひはじむ。
〔ルカ傳22章23節〕
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
〔使徒行傳2章23節〕
23 このひとかみさだたまひし御旨みむねと、あらかじめたま所󠄃ところとによりてわたされしが、なんぢ不法ふほふひとをもて釘磔はりつけにしてころせり。
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。~(15) 生命いのちきみころしたれど、かみはこれを死人しにんうちよりよみがへらせたまへり、われらは證人しょうにんなり。 〔使徒行傳3章15節〕
〔使徒行傳7章52節〕
52 なんぢらの先祖せんぞたちは預言者よげんしゃのうちのたれをか迫󠄃害󠄅はくがいせざりし。かれらは義人ぎじんきたるをあらかじめげしものころし、なんぢらはいまこの義人ぎじんり、かつころものとなれり。
〔使徒行傳13章27節〕
27 それエルサレムに住󠄃めるものおよびつかさらは、かれをも安息あんそくにちごとにむところの預言者よげんしゃたちのことばをもらず、かれつみなひて預言よげん成就じゃうじゅせしめたり。~(29) かれにつきてしるされたることをことごとくしをへかれよりおろしてはか納󠄃をさめたり。 〔使徒行傳13章29節〕
the chief priests
〔マタイ傳27章22節〕
22 ピラトふ『さらばキリストととなふるイエスをわれいかにべきか』みないふ『十字架じふじかにつくべし』
〔マルコ傳15章12節〕
12 ピラトまたこたへてふ『さらばなんぢらがユダヤびとわうとなふるものをわれ如何いかべきか』~(15) ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
〔マルコ傳15章15節〕
〔ルカ傳22章21節〕
21 れどよ、われもの、われととも食󠄃卓しょくたくうへにあり、~(23) 弟子でしたちおのれらのうちにてことをなすものは、たれならんとたがひはじむ。
〔ルカ傳22章23節〕
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
〔使徒行傳2章23節〕
23 このひとかみさだたまひし御旨みむねと、あらかじめたま所󠄃ところとによりてわたされしが、なんぢ不法ふほふひとをもて釘磔はりつけにしてころせり。
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。~(15) 生命いのちきみころしたれど、かみはこれを死人しにんうちよりよみがへらせたまへり、われらは證人しょうにんなり。 〔使徒行傳3章15節〕
〔使徒行傳7章52節〕
52 なんぢらの先祖せんぞたちは預言者よげんしゃのうちのたれをか迫󠄃害󠄅はくがいせざりし。かれらは義人ぎじんきたるをあらかじめげしものころし、なんぢらはいまこの義人ぎじんり、かつころものとなれり。
〔使徒行傳13章27節〕
27 それエルサレムに住󠄃めるものおよびつかさらは、かれをも安息あんそくにちごとにむところの預言者よげんしゃたちのことばをもらず、かれつみなひて預言よげん成就じゃうじゅせしめたり。~(29) かれにつきてしるされたることをことごとくしをへかれよりおろしてはか納󠄃をさめたり。 〔使徒行傳13章29節〕

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ユダヤびとこたふ『われらに律法おきてあり、その律法おきてによればあたるべきものなり、かれはおのれをかみとなせり』
The Jews answered him, We have a law, and by our law he ought to die, because he made himself the Son of God.


We have
〔レビ記24章16節〕
16 ヱホバのけがものはかならずころされん全󠄃ぜん會衆くわいしうかならずいしをもてこれうつべしよそぐにひとにても自己おのれくにひとにてもヱホバのけがすにおいてはころさるべし
〔申命記18章20節〕
20 たゞ預言者よげんしやもしかたれとめいぜざることばわがをもて縱肆ほしいままかたりまたはほか神々かみ〴〵をもてかたることをすならばその預言者よげんしやころさるべし
because
〔マタイ傳26章63節〕
63 されどイエスもだ居給ゐたまひたれば、だい祭司さいしいふ『われなんぢめいず、けるかみちかひてわれらにげよ、なんぢはキリスト、かみなるか』~(66) いかにおもふか』こたへてふ『かれはあたれり』 〔マタイ傳26章66節〕
〔マタイ傳27章42節〕
42ひとすくひておのれすくふことあたはず。かれはイスラエルのわうなり、いま十字架じふじかよりりよかし、さらばわれかれしんぜん。
〔マタイ傳27章43節〕
43 かれかみたのめり、かみかれをいつくしまばいますくひたまふべし「われかみなり」とへり』
〔マルコ傳14章61節〕
61 れどイエスもだしてなにをもこたたまはず。だい祭司さいしふたたびひてふ『なんぢはむべきもののキリストなるか』~(64) なんぢら瀆言けがしごとけり、如何いかおもふか』かれらこぞりてイエスをあたるべきものとさだむ。 〔マルコ傳14章64節〕
〔マルコ傳15章39節〕
39 イエスにむかひててる百卒長ひゃくそつちゃう、かかるさまにていきたまひしをふ『にこのひとかみなりき』
〔ヨハネ傳5章18節〕
18 これりてユダヤびといよいよイエスをころさんとおもふ。それは安息あんそくにちやぶるのみならず、かみ父󠄃ちちといひておのれかみひとしきものになしたまひしゆゑなり。
〔ヨハネ傳8章58節〕
58 イエスたまふ『まことにまことなんぢらにぐ、アブラハムのうまれいでぬ前󠄃さきよりわれるなり』
〔ヨハネ傳8章59節〕
59 こゝかれいしをとりてイエスになげうたんとたるに、イエスかくれてみやたまへり。
〔ヨハネ傳10章30節〕
30 われ父󠄃ちちとはひとつなり』~(33) ユダヤびとこたふ『なんぢをいしにてつはきわざのゆゑならず、瀆言けがしごとゆゑにして、なんぢひとなるにおのれかみとするゆゑなり』 〔ヨハネ傳10章33節〕
〔ヨハネ傳10章36節〕
36 しかるに父󠄃ちち潔󠄄きよわかちて遣󠄃つかはたまひしものが「われはかみなり」とへばとて、なにぞ「瀆言けがしごとふ」といふか。~(38) もしおこなはば假令たとひわれをしんぜずとも、そのわざしんぜよ。らば父󠄃ちちわれにをり、われ父󠄃ちちることをりてさとらん』 〔ヨハネ傳10章38節〕
〔ロマ書1章4節〕
4 潔󠄄きよれいによれば、死人しにん復活よみがへりにより大能たいのうをもてかみさだめられたまへり、すなはわれらのしゅイエス・キリストなり。

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ピラトこのことばをききて增々ますますおそれ、
When Pilate therefore heard that saying, he was the more afraid;


heard
〔ヨハネ傳19章13節〕
13 ピラトこれらのことばをききてイエスをそとにひきゆき、敷石しきいし(ヘブルにてガバタ)といふところにて審判󠄄さばきにつく。
〔使徒行傳14章11節〕
11 群衆ぐんじゅう、パウロのししことをこゑげ、ルカオニヤの國語くにことばにて『かみたちひとかたちをかりてわれらにくだたまへり』とひ、~(19) しかるに數人すにんのユダヤびと、アンテオケおよびイコニオムよりきたり、群衆ぐんじゅうすゝめ、しかしてパウロをいしにてち、すでにたりとおもひてまちそといだせり。 〔使徒行傳14章19節〕

前に戻る 【ヨハネ傳19章9節】

ふたゝ官邸くわんていりてイエスにふ『なんぢは何處いづこよりぞ』イエスこたへをなしたまはず。
And went again into the judgment hall, and saith unto Jesus, Whence art thou? But Jesus gave him no answer.


But
〔詩篇38章13節〕
13 しかはあれどわれは聾者みみしひのごとくきかず われはくちをひらかぬ啞者おふしのごとし~(15) ヱホバよわれなんぢをまち望󠄇のぞめり しゆわがかみよなんぢかならずこたへたまふべければなり 〔詩篇38章15節〕
〔イザヤ書53章7節〕
7 かれはくるしめらるれどもみづから謙󠄃へりくだりてくちをひらかず 屠場ほふりばにひかるる羔羊こひつじごとをきるもののまへにもだすひつじごとくしてそのくちをひらかざりき
〔マタイ傳27章12節〕
12 祭司長さいしちゃう長老ちゃうらううったふれども、なにをもこたたまはず。~(14) されど總督そうとくいたあやしむまで、一言ひとことをもこたたまはず。 〔マタイ傳27章14節〕
〔マルコ傳15章3節〕
3 祭司長さいしちゃうら、さまざまにうったふれば、~(5) されどピラトのあやしむばかりイエスさらなにをもこたたまはず。
〔マルコ傳15章5節〕
〔使徒行傳8章32節〕
32 そのむところの聖󠄄書せいしょぶんこれなり 『かれひつじ屠場はふりばくがごとかれ、 羔羊こひつじのそのもののまへにもだすがごとく くちひらかず。
〔使徒行傳8章33節〕
33 いやしめられて審判󠄄さばきうばはれたり、 たれかそのさま述󠄃んや。 その生命いのち地上ちじゃうよりられたればなり』
〔ピリピ書1章28節〕
28 すべてのことにおいて逆󠄃さからものをどろかされぬをることをん。そのをどろかされぬは、かれらにはほろびしるし、なんぢらにはすくひしるしにてこれかみよりづるなり。
Whence
〔士師記13章6節〕
6 その婦󠄃人をんなきたりてをつとつげいひけるはかみひとわれにのぞめりその容貌かたちかみ使つかひ容貌かたちのごとくにしていとおそろしかりしがわれのいづれよりきたれるやをとはかれまたわれつげざりき
〔ヨハネ傳8章14節〕
14 イエスこたへてたまふ『われみづかおのれにつきてあかしすともあかしまことなり、われ何處いづこよりきた何處いづこくをゆゑなり。なんぢらは何處いづこよりきたり、何處いづこくをらず、
〔ヨハネ傳9章29節〕
29 モーセにかみかたたまひしことをれど、ひと何處いづこよりかをらず』
〔ヨハネ傳9章30節〕
30 こたへてふ『その何處いづこよりかをらずとはあやしきことなり、かれわがをあけしに。

前に戻る 【ヨハネ傳19章10節】

ピラトふ『われにかたらぬか、われになんぢをゆる權威けんゐあり、また十字架じふじかにつくる權威けんゐあるをらぬか』
Then saith Pilate unto him, Speakest thou not unto me? knowest thou not that I have power to crucify thee, and have power to release thee?


knowest
〔ダニエル書3章14節〕
14 ネブカデネザルかれらにとひいひけるはシヤデラク、メシヤク、アベデネゴよなんぢわがかみつかへずまたたてたるきんざうはいせざるはこれ故意󠄃ことさらにするなるか
〔ダニエル書3章15節〕
15 なんぢらもしいづれときにもあれ喇叭らつぱせう琵琶びはきんしつ篳篥ひちりきなどのもろ〳〵樂器がくき音󠄃とき俯伏ひれふ造󠄃つくれるざうはいすることをなさされなんぢらもしはいすることをせずば即時そくじもゆなかなげこまるべしいづれかみなんぢらをわがよりすくひいだすことをせん
〔ダニエル書5章19節〕
19 かれ權勢いきほひたまひしによりて諸民しよみん諸族しよぞく諸音󠄃しよいんみなかれ前󠄃まへおののおそれたりかれはそのほつするものころしそのほつするものいかしそのほつするものげそのほつするものくだししなり
〔ヨハネ傳18章39節〕
39 過󠄃越すぎこしのときわれなんぢらに一人ひとり囚人めしうどゆるれいあり、さればなんぢらユダヤびとわうをわがゆるさんことを望󠄇のぞむか』

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イエスこたたまふ『なんぢうへよりたまはらずば、われたいしてなに權威けんゐもなし。このゆゑわれをなんぢにわたししものつみさらおほいなり』
Jesus answered, Thou couldest have no power at all against me, except it were given thee from above: therefore he that delivered me unto thee hath the greater sin.


Thou
〔創世記45章7節〕
7 かみ汝等なんぢらあとにつたへんため又󠄂またおほいなるすくひをもてなんぢらの生命いのちすくはんためにわれ汝等なんぢら前󠄃さき遣󠄃つかはしたまへり
〔創世記45章8節〕
8 されわれこゝにつかはしたるもの汝等なんぢらにはあらずかみなりかみわれをもてパロの父󠄃ちゝとなしその全󠄃家ぜんかしゆとなしエジプト全󠄃國ぜんこくつかさとなしたまへり
〔出エジプト記9章14節〕
14 われ此度このたびわがもろ〳〵災害󠄅わざはひなんぢこゝろとなんぢの臣下しんかおよびなんぢのたみくだ全󠄃地ぜんちわがごときものなきことをなんぢしらしめん~(16) そも〳〵わがなんぢをたてたるはすなはちなんぢをしてわが權能ちからさしめわが全󠄃地ぜんちつたへんためなり 〔出エジプト記9章16節〕
〔歴代志略上29章11節〕
11 ヱホバよ權勢いきほひ能力ちから榮光さかえ光輝かがやき威光ゐくわうとはなんぢぞくすべてんにあるものにあるものはみななんぢぞくすヱホバよくにもまたなんぢぞくなんぢ萬有ばんいうかしらあがめられたまふ
〔詩篇39章9節〕
9 われはもだしてくちをひらかず はなんぢのしたまふものなればなり
〔詩篇62章11節〕
11 ちからはかみにありかみひとたびこれをのたまへり われ二次ふたゝびこれをきけり
〔エレミヤ記27章5節〕
5 われわがおほいなる能力ちからのべたるひぢをもてうへにをるひとけものとをつくりわがこゝろのままにひとにあたへたり~(8) バビロンのわうネブカデネザルにつかへずバビロンのわうくびきをそのくび負󠄅おはざるくにたみわれかれをもてこと〴〵くこれをほろぼすまでつるぎ饑饉ききん疫病えきびやうをもてこれをばつせんとヱホバいひたまふ 〔エレミヤ記27章8節〕
〔エレミヤ哀歌3章37節〕
37 しゆめいじたまふにあらずばたれこと述󠄃のべんにそのことすなはならんや
〔ダニエル書4章17節〕
17 このこと警寤けいご者等しゃたちめいによりこのこと聖󠄄者せいしやたちことばによるこれ至高者いとたかきもの人間にんげんくにをさめて自己おのれ意󠄃こころのままにこれをひとあたへまたひとなかもつといやしものをそのうへたてたまふといふこと一切すべてものしらしめんがためなり
〔ダニエル書4章25節〕
25 すなはなんぢ逐󠄃おはれてひとはなけものとともにうしのごとくにくさ食󠄃くらてんよりくだるつゆれんかくごとくにしてななつときなんぢつひにしら至高者いとたかきもの人間にんげんくにをさめて自己おのれ意󠄃こころのままにこれひとあたたまふと
〔ダニエル書4章32節〕
32 なんぢ逐󠄃おはれてひとはなけものともうしのごとくにくさ食󠄃くらはんかくごとくにしてななつときなんぢつひにしら至高者いとたかきもの人間にんげんくにをさめておのれの意󠄃こころのままにこれをひとあたへたまふと
〔ダニエル書4章35節〕
35 地上ちじやう居民きよみんすべもののごとしてん衆群しうぐんにも居民きよみんにもかれはその意󠄃こころのままにことをなしたまふたれかれをおさへてなんぢなんぞしかするやといふことをものなし
〔ダニエル書5章21節〕
21 逐󠄃おはれてひとはなれそのこゝろけもののごとくにりその住󠄃所󠄃すまひむまなかにありうしのごとくにくさ食󠄃くらひてそのてんよりのつゆぬれたりかくのごとくにして終󠄃つひかれ至高いとたかきかみ人間にんげんくにをさめてその意󠄃こころのままにひとたてたまふといふことをしるにいたれり
〔マタイ傳6章13節〕
13 われらを嘗試こころみ遇󠄃はせず、《[*]》あくよりすくいだしたまへ」[*或は「惡しき者」と譯す。異本一三の末に「國と威力と榮光とは、とこしへに汝のものなればなり、アァメン」と云ふ句あり。]
〔ルカ傳22章53節〕
53 われ日々ひびなんぢらとともみやりしにうへべざりき。れどいまなんぢらのとき、また暗󠄃黑くらき權威けんゐなり』
〔ヨハネ傳3章27節〕
27 ヨハネこたへてふ『ひとてんよりあたへられずば、なにをもくることあたはず。
〔ヨハネ傳7章30節〕
30 こゝ人々ひとびとイエスをとらへんとはかりたれど、かれときいまだいたらぬゆゑ手出てだしするものなかりき。
〔使徒行傳2章23節〕
23 このひとかみさだたまひし御旨みむねと、あらかじめたま所󠄃ところとによりてわたされしが、なんぢ不法ふほふひとをもて釘磔はりつけにしてころせり。
〔使徒行傳4章28節〕
28 御手みて御旨みむねとにて、るべしとあらかじめさだたまひしことをなせり。
〔ロマ書11章36節〕
36 これすべてのものかみよりかみによりてり、かみすればなり、榮光えいくわうとこしへにかみにあれ。アァメン。
〔ロマ書13章1節〕
1 すべてのひとうへにある權威けんゐ服󠄃したがふべし。そはかみによらぬ權威けんゐなく、あらゆる權威けんゐかみによりててらる。
〔ヤコブ書1章17節〕
17 すべての賜物たまものすべての全󠄃まった賜物たまものとは、うへより、もろもろのひかり父󠄃ちちよりくだるなり。父󠄃ちちかはることなく、また回轉くわいてんかげもなきものなり。
he
〔マタイ傳26章65節〕
65 ここにだい祭司さいしおのがころもきてふ『かれ瀆言けがしごとをいへり、なんほか證人しょうにんもとめん。よ、なんぢらいまこの瀆言けがしごとをきけり。
〔マタイ傳27章2節〕
2 遂󠄅つひこれしばり、きゆきて總督そうとくピラトにわたせり。
〔マルコ傳14章44節〕
44 イエスをるもの、あらかじめ合圖あひづしめしてふ『わが接吻くちつけするものはそれなり、これとらへてしかきゆけ』
〔ヨハネ傳11章49節〕
49 そのうち一人ひとりにてとしだい祭司さいしなるカヤパふ『なんぢらなにをもらず。
〔ヨハネ傳11章50節〕
50 ひとりのひとたみのためににて、國人くにびとすべてのほろびぬは、なんぢらのえきなるをおもはぬなり』
〔ヨハネ傳18章3節〕
3 かくてユダは一組ひとくみ兵隊へいたい祭司長さいしちゃう・パリサイびとよりの下役したやくどもとをけて、炬火たいまつ燈火ともしび武器ぶきたづさへて此處ここにきたる。
the greater
〔ルカ傳7章41節〕
41債主かしぬし二人ふたり負󠄅債者ふさいしゃありて、一人ひとりはデナリひゃく一人ひとりじふ負󠄅債おひめせしに、
〔ルカ傳7章42節〕
42 つぐのひかたなければ、債主かしぬしこの二人ふたりともゆるせり。されば二人ふたりのうち債主かしぬしあいすることいづれおほき』
〔ルカ傳10章11節〕
11われらのあしにつきたるなんぢらのまちちりをもなんぢらにたいしてはらつ、されどかみくに近󠄃ちかづけるをれ」とへ。~(14) されば審判󠄄さばきにはツロとシドンとのかたなんぢよりも、やすからん。 〔ルカ傳10章14節〕
〔ルカ傳12章47節〕
47 主人しゅじん意󠄃こゝろりながら用意󠄃よういせず、又󠄂またその意󠄃こゝろしたがはぬしもべは、むちうたるることおほからん。
〔ルカ傳12章48節〕
48 れどらずして、たるべきことをなすものは、むちうたるることすくなからん。おほあたへらるるものは、おほもとめられん。おほひとあづくれば、さらおほくそのひとより請󠄃もとむべし。
〔ヨハネ傳9章41節〕
41 イエスたまふ『もし盲目めしひなりしならば、つみなかりしならん、れどゆとなんぢらのつみ遺󠄃のこれり』
〔ヨハネ傳15章22節〕
22 われきたりてかたらざりしならば、かれつみなかりしならん。されどいまはそのつみいひのがるべきやうなし。~(24) われもしたれもいまだおこなはぬことかれらのうちおこなはざりしならば、かれつみなかりしならん。れどいまははやわれをも父󠄃ちちをもたり、また憎にくみたり。 〔ヨハネ傳15章24節〕
〔ヘブル書6章4節〕
4 ひとたびてらされててんよりの賜物たまものあぢはひ、聖󠄄せいれいあづかものとなり、~(8) されどいばらあざみとをしゃうぜば、てられ、かつのろひ近󠄃ちかく、そのてはかるるなり。
〔ヘブル書6章8節〕
〔ヤコブ書4章17節〕
17 ひとぜんおこなふことをりて、これおこなはぬはつみなり。

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こゝにおいてピラト、イエスをゆるさんことをつとむ。れどユダヤびとさけびてふ『なんぢしこのひとゆるさば、カイザルの忠臣ちゅうしんにあらず、おほよそおのれをわうとなすものはカイザルにそむくなり』
And from thenceforth Pilate sought to release him: but the Jews cried out, saying, If thou let this man go, thou art not Caesar's friend: whosoever maketh himself a king speaketh against Caesar.


from
〔マルコ傳6章16節〕
16 ヘロデきてふ『わが首斬くびきりしヨハネ、かれよみがへりたるなり』~(26) わういたくうれひたれど、そのちかひせきものとにたいしてこばむことをこのまず、 〔マルコ傳6章26節〕
〔使徒行傳24章24節〕
24 數日すにちのちペリクス、そのつまなるユダヤびとをんなドルシラとともにきたり、パウロをびよせてキリスト・イエスにたいする信仰しんかうのことをき、~(27) 二年にねんてポルシオ・フェスト、ペリクスのにんかわりしが、ペリクス、ユダヤびと意󠄃こゝろ迎󠄃むかへんとして、パウロをつなぎたるままに差措さしおけり。 〔使徒行傳24章27節〕
thou art
〔ルカ傳23章2節〕
2 うったでてふ『われらひとが、わがくにたみまどはし、みつぎをカイザルに納󠄃をさむるをきんじ、かつみづかわうなるキリストととなふるを認󠄃みとめたり』~(5) かれますますつのり『かれはユダヤ全󠄃國ぜんこくをしへをなしてたみさわがし、ガリラヤよりはじめて、此處ここいたる』とふ。 〔ルカ傳23章5節〕
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』~(36) イエスこたたまふ『わがくにはこののものならず、くにこののものならば、しもべわれをユダヤびとわたさじとたゝかひしならん。れどくによりのものならず』 〔ヨハネ傳18章36節〕
〔使徒行傳17章6節〕
6 見出みいださざれば、ヤソンと數人すにん兄弟きゃうだいとをまちつかさたちの前󠄃まへききたりよばはりてふ『天下てんか顚覆くつがへしたるものども此處ここにまできたれるを、
〔使徒行傳17章7節〕
7 ヤソン迎󠄃むかれたり。この曹輩ともがらみなカイザルの詔勅みことのりにそむきほかにイエスとわうありとふ』

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ピラトこれらのことばをききてイエスをそとにひきゆき、敷石しきいし(ヘブルにてガバタ)といふところにて審判󠄄さばきにつく。
When Pilate therefore heard that saying, he brought Jesus forth, and sat down in the judgment seat in a place that is called the Pavement, but in the Hebrew, Gabbatha.


and sat
〔詩篇58章1節〕
1 なんぢらもだしゐてをのべうるか ひとよなんぢらなほき審判󠄄さばきをおこなふや
〔詩篇58章2節〕
2 いななんぢらはこゝろのうちにあしきことをおこなひ その强暴あらびをこのにはかりいだすなり
〔詩篇82章5節〕
5 かれらはることなくさとることなくして暗󠄃中くらきなかをゆきめぐりぬ のもろもろのもとゐはうごきたり~(7) されどなんぢらはひとのごとくにしにもろもろのきみのなかの一人ひとりのごとくたふれん 〔詩篇82章7節〕
〔詩篇94章20節〕
20 律法おきてをもて害󠄅そこなふことをはかるあくくらゐはなんぢにしたしむことをんや
〔詩篇94章21節〕
21 彼等かれらはあひかたらひて義人ただしきひとのたましひをせめつみなきをつみにさだ
〔傳道之書5章8節〕
8 なんぢくにうち貧󠄃まづしもの虐󠄃遇󠄃しへたぐことおよび公道󠄃おほやけ公義ただしきまぐることあるをるもそのことあるをあやしむなかれ はそのくらゐたかひとよりもたかものありてそのひとうかがへばなり又󠄂またそれよりもたかものあるなり
〔アモス書4章7節〕
7 またわれ收穫かりいれまでにはなほ三月みつきあるにあめをとどめてなんぢらにくださず かのまちにはあめふらしこのまちにはあめをふらさざりき この田圃たはたあめ かの田圃たはたあめずしてれたり
heard
〔箴言29章25節〕
25 ひとおそるればわなにおちいる ヱホバをたのむものまもられん
〔イザヤ書51章12節〕
12 われこそわれなんぢらをなぐさむれ なんぢいかなるものなればしぬべきひとをおそれくさごとくなるべきひとをおそるるか
〔イザヤ書51章13節〕
13 いかなればてんをのべもとゐをすゑなんぢをつくりたまへるヱホバをわすれしや いかなればなんぢをほろぼさんとて豫備そなへする虐󠄃しへたぐるもののいきどほれるをみてつねにひねもすおそるるか 虐󠄃しへたぐるものの忿恚いきどほりはいづこにありや
〔イザヤ書57章11節〕
11 なんぢたれをおそれたれのゆゑにをののきていつはりをいひ われをおもはずまたそのことをこゝろにおかざりしや われひさしくもだしたれどなんぢかへりてわれをおそれざりしにあらずや
〔ルカ傳12章5節〕
5 おそるべきものをなんぢらにしめさん。ころしたるのちゲヘナにるる權威けんゐあるものおそれよ。われなんぢらにぐ、げにこれおそれよ。
〔ヨハネ傳19章8節〕
8 ピラトこのことばをききて增々ますますおそれ、
〔使徒行傳4章19節〕
19 ペテロとヨハネとこたへていふ『かみくよりもなんぢらにくは、かみ御前󠄃みまへたゞしきか、なんぢこれさばけ。

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この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
And it was the preparation of the passover, and about the sixth hour: and he saith unto the Jews, Behold your King!


Behold
〔ヨハネ傳19章3節〕
3 御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
〔ヨハネ傳19章5節〕
5 こゝにイエスいばら冠冕かんむりをかむり、紫色むらさき上衣うはぎをきてたまへば、ピラトふ『よ、このひとなり』
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。~(22) ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ヨハネ傳19章22節〕
the preparation
〔マタイ傳27章62節〕
62 あくるすなは準備そなへ翌󠄃日よくじつ祭司長さいしちゃうらとパリサイびとらとピラトのもとあつまりてふ、
〔マルコ傳15章42節〕
42 すでれて、準備そなへすなは安息あんそくにち前󠄃まへとなりたれば、
〔ルカ傳23章54節〕
54 この準備そなへなり、かつ安息あんそくにち近󠄃ちかづきぬ。
〔ヨハネ傳19章31節〕
31 この準備そなへなれば、ユダヤびと安息あんそくにち屍體しかばね十字架じふじかのうへにとどめおかじとて(ことにこのたび安息あんそくにちおほいなるなるにより)ピラトに、かれらのはぎををりて屍體しかばね取除とりのぞかんことを請󠄃ふ。
〔ヨハネ傳19章32節〕
32 ここに兵卒へいそつどもきたりて、イエスとともに十字架じふじかけられたる第一だいいちものほかのものとのはぎり、
〔ヨハネ傳19章42節〕
42 ユダヤびと準備そなへなれば、このはか近󠄃ちかきままに其處そこにイエスを納󠄃をさめたり。
the sixth
〔マルコ傳15章25節〕
25 イエスを十字架じふじかにつけしは、朝󠄃あさ九時くじごろなりき。
〔マルコ傳15章33節〕
33 ひる十二じふにに、のうへあまね暗󠄃くらくなりて、三時さんじおよぶ。
〔マルコ傳15章34節〕
34 三時さんじにイエス大聲おほごゑに『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』とよばはりたまふ。これけば、わがかみ、わがかみ、なんぞわれたまひし、との意󠄃こゝろなり。

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かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
But they cried out, Away with him, away with him, crucify him. Pilate saith unto them, Shall I crucify your King? The chief priest answered, We have no king but Caesar.


Away
〔ルカ傳23章18節〕
18 民衆みんしゅうともにさけびてふ『このひとのぞけ、われらにバラバをゆるせ』
〔ヨハネ傳19章6節〕
6 祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
〔使徒行傳21章36節〕
36 これむらがれるたみども『かれのぞけ』とさけびつつしたが迫󠄃せまれるゆゑなり。
〔使徒行傳22章22節〕
22 人々ひとびとききたりしがことばおよび、こゑげてふ『かくのごときものをばよりのぞけ、かしおくべきものならず』
We have
〔創世記49章10節〕
10 つゑユダをはなれずのりたつものそのあしあひだをはなるゝことなくしてシロのきたときにまでおよばんかれもろ〳〵たみしたがふべし
〔エゼキエル書21章26節〕
26 しゆヱホバかく冕旒かぶりもの冠冕かんむりはなこれこれならざるべしひくものたかくせられたかものひくくせられん
〔エゼキエル書21章27節〕
27 われ顚覆くつがへすことをなし顚覆くつがへすことをなし顚覆くつがへすことなさ權威けんゐもつべきものきたときまでこれあることなしかれわれこれあた
〔ヨハネ傳18章31節〕
31 ピラトふ『なんぢらかれ引取ひきとり、おのが律法おきてしたがひてさばけ』ユダヤびといふ『われらにひところ權威けんゐなし』

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こゝにピラト、イエスを十字架じふじかくるためにかれらにわたせり。
Then delivered he him therefore unto them to be crucified. And they took Jesus, and led him away.


(Whole verse)
〔マタイ傳27章26節〕
26 こゝにピラト、バラバをかれらにゆるし、イエスをむちうちて十字架じふじかにつくるためわたせり。
(31) かく嘲弄てうろうしてのち、上衣うはぎぎて、もところもをきせ、十字架じふじかにつけんとてきゆく。
〔マタイ傳27章31節〕
〔マルコ傳15章15節〕
15 ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
(20) かく嘲弄てうろうしてのち、紫色むらさきころもぎ、もところも十字架じふじかにつけんとていだせり。 〔マルコ傳15章20節〕
〔ルカ傳23章24節〕
24 ここにピラトそのもとめごとくすべしと言渡いひわたし、

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かれらイエスを受取うけとりたれば、イエスおのれ十字架じふじか負󠄅ひて髑髏されかうべ(ヘブルにてゴルゴダ)といふところでゆきたまふ。
And he bearing his cross went forth into a place called the place of a skull, which is called in the Hebrew Golgotha:


Golgotha
〔マタイ傳27章33節〕
33 かくてゴルゴタといふところすなは髑髏されかうべにいたり、
〔マタイ傳27章34節〕
34 苦味にがみぜたる葡萄酒ぶだうしゅませんとしたるに、めて、まんとしたまはず。
〔マルコ傳15章21節〕
21 ときにアレキサンデルとルポスとの父󠄃ちちシモンといふクレネびと田舍ゐなかよりきたりて通󠄃とほりかかりしに、ひてイエスの十字架じふじか負󠄅はせ、
〔マルコ傳15章22節〕
22 イエスをゴルゴタ、けば髑髏されかうべといふところけり。
〔ルカ傳23章33節〕
33 髑髏されかうべといふところいたりて、イエスを十字架じふじかにつけ、また惡人あくにん一人ひとりをそのみぎ一人ひとりをそのひだり十字架じふじかにつく。
he
〔マタイ傳10章38節〕
38 又󠄂またおのが十字架じふじかをとりてわれしたがはぬものは、われ相應ふさはしからず。
〔マタイ傳16章24節〕
24 こゝにイエス弟子でしたちにひたまふ『ひともしわれしたがきたらんとおもはば、おのれをすて、おの十字架じふじか負󠄅ひて、われしたがへ。
〔マタイ傳27章31節〕
31 かく嘲弄てうろうしてのち、上衣うはぎぎて、もところもをきせ、十字架じふじかにつけんとてきゆく。
(33) かくてゴルゴタといふところすなは髑髏されかうべにいたり、 〔マタイ傳27章33節〕
〔マルコ傳8章34節〕
34 かく群衆ぐんじゅう弟子でしたちとともせてひたまふ『ひともしわれしたがきたらんとおもはば、おのれをすて、おの十字架じふじか負󠄅ひてわれしたがへ。
〔マルコ傳10章21節〕
21 イエスかれをとめ、いつくしみてたまふ『なんぢひとつをく、きてなんぢてるものを、ことごとくりて、貧󠄃まづしきものほどこせ、さらば財寶たからてんん。かつきたりてわれしたがへ』
〔マルコ傳15章21節〕
21 ときにアレキサンデルとルポスとの父󠄃ちちシモンといふクレネびと田舍ゐなかよりきたりて通󠄃とほりかかりしに、ひてイエスの十字架じふじか負󠄅はせ、
〔マルコ傳15章22節〕
22 イエスをゴルゴタ、けば髑髏されかうべといふところけり。
〔ルカ傳9章23節〕
23 また一同いちどうものひたまふ『ひともしわれしたがきたらんとおもはば、おのれをすて、日々ひゞおのが十字架じふじか負󠄅ひてわれしたがへ。
〔ルカ傳14章27節〕
27 またおの十字架じふじか負󠄅ひてわれしたがものならでは、弟子でしるをず。
〔ルカ傳23章26節〕
26 人々ひとびとイエスをきゆくとき、シモンといふクレネびと田舍ゐなかよりきたるをとらへ、十字架じふじか負󠄅はせてイエスのうしろしたがはしむ。
〔ルカ傳23章33節〕
33 髑髏されかうべといふところいたりて、イエスを十字架じふじかにつけ、また惡人あくにん一人ひとりをそのみぎ一人ひとりをそのひだり十字架じふじかにつく。
went
〔レビ記16章21節〕
21 しかときアロンそのいけ山羊やぎかしら兩手もろてきイスラエルの子孫ひと〴〵もろ〳〵惡事あくじとそのもろ〳〵悸反もとれつみをことごとくそのうへいひ認󠄃あらはしてこれを山羊やぎかしら選󠄄えらびおけるひとをもてこれを遣󠄃おくるべし
〔レビ記16章22節〕
22 その山羊やぎ彼等かれらしよあくひとなきおひゆくべきなりすなはちその山羊やぎ遣󠄃おくるべし
〔レビ記24章14節〕
14 かののろふことをなせしものえいそとひきいだしこれきゝたるものみなそのかれかうべおかしめ全󠄃ぜん會衆くわいしうをしてかれいしにてうたしめよ
〔民數紀略15章35節〕
35 ときにヱホバ、モーセにいひたまひけるはそのひとはかならずころさるべきなり全󠄃ぜん會衆くわいしうえいそとにていしをもてこれうつべしと
〔民數紀略15章36節〕
36 全󠄃ぜん會衆くわいしうすなはちこれえいそとひきいだしいしをもてこれをうちころしヱホバのモーセにめいじたまへるごとくせり
〔列王紀略上21章13節〕
13 とき二人ふたりよこしまなるひといりきたりてその前󠄃まへそのよこしまなるひとたみのまへにてナボテにむかひあかしをなしてふナボテかみわうのろひたりと人衆ひと〴〵かれまちそとひきいだいしにてこれうちしなしめたり
〔ルカ傳23章33節〕
33 髑髏されかうべといふところいたりて、イエスを十字架じふじかにつけ、また惡人あくにん一人ひとりをそのみぎ一人ひとりをそのひだり十字架じふじかにつく。
〔使徒行傳7章58節〕
58 ステパノをまちより逐󠄃ひいだし、いしにててり。證人しょうにんらそのころもをサウロといふ若者わかもの足下あしもとけり。
〔ヘブル書13章11節〕
11 だい祭司さいしつみのために活物いきものたづさへて聖󠄄所󠄃せいじょり、その活物いきものからだ陣營ぢんえいそとにてかるるなり。~(13) さればわれらはかれはぢ負󠄅ひ、陣營ぢんえいよりでてその御許みもとくべし。 〔ヘブル書13章13節〕

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其處そこにてかれらイエスを十字架じふじかにつく。又󠄂またほかに二人ふたりものをともに十字架じふじかにつけ、一人ひとりみぎに、一人ひとりひだりに、イエスを眞中まなかけり。
Where they crucified him, and two other with him, on either side one, and Jesus in the midst.


(Whole verse)
〔詩篇22章16節〕
16 そはいぬわれをめぐりあしきもののむれわれをかこみてわがおよびわがあしをさしつらぬけり
〔イザヤ書53章12節〕
12 このゆゑにわれかれをしておほいなるものとともにものをわかちとらしめん かれはつよきものとともに掠物えものをわかちとるべし かれはおのが靈魂たましひをかたぶけてにいたらしめとがあるものとともにかぞへられたればなり かれはおほくのひとつみをおひとがあるもののためにとりなしをなせり
〔マタイ傳27章35節〕
35 かれらイエスを十字架じふじかにつけてのち、くじをひきてころもをわかち、~(38) こゝにイエスとともに二人ふたり强盜がうたう十字架じふじかにつけられ、一人ひとりはそのみぎに、一人ひとりはそのひだりにおかる。 〔マタイ傳27章38節〕
〔マタイ傳27章44節〕
44 ともに十字架じふじかにつけられたる强盜がうたうどもも、おなことをもてイエスをのゝしれり。
〔マルコ傳15章24節〕
24 かれらイエスを十字架じふじかにつけ、しかしてたれなにるべきと、くじきてころも分󠄃わかつ、~(28) [なし]《[*]》[*異本「彼は罪人と共に數へられたりといへる聖󠄄書は成就したり」とあり。] 〔マルコ傳15章28節〕
〔ルカ傳23章32節〕
32 またほか二人ふたり惡人あくにんをも、死罪しざいおこなはんとてイエスとともきゆく。
(34) かくてイエスひたまふ『父󠄃ちちよ、かれらをゆるたまへ、その所󠄃ところらざればなり』かれらイエスのころも分󠄃わかちて䰗取くじとりにせり、 〔ルカ傳23章34節〕
〔ヨハネ傳18章32節〕
32 これイエスおの如何いかなるにてぬるかをしめしてたまひし御言みことば成就じゃうじゅせんためなり。
〔ガラテヤ書3章13節〕
13 キリストは我等われらのためにのろはるるものとなりて律法おきてのろひよりわれらをあがないだたまへり。しるして『けらるるものすべのろはるべし』とへばなり。
〔ヘブル書12章2節〕
2 信仰しんかう導󠄃師みちびきてまたこれ全󠄃まったうするものなるイエスをあふるべし。かれはその前󠄃まへかれたる歡喜よろこびのために、はぢをもいとはずして十字架じふじかをしのび、遂󠄅つひかみ御座みくらみぎたまへり。

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ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。
And Pilate wrote a title, and put it on the cross. And the writing was, JESUS OF NAZARETH THE KING OF THE JEWS.


And the
無し
JESUS
〔ヨハネ傳1章45節〕
45 ピリポ、ナタナエルに遇󠄃ひてふ『われらはモーセが律法おきてしるししところ、預言者よげんしゃたちがしるしし所󠄃ところもの遇󠄃へり、ヨセフのナザレのイエスなり』
〔ヨハネ傳1章46節〕
46 ナタナエルふ『ナザレよりなにものづべき』ピリポいふ『きたりてよ』
〔ヨハネ傳1章49節〕
49 ナタナエルこたふ『ラビ、なんぢはかみなり、なんぢはイスラエルのわうなり』
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
〔ヨハネ傳19章3節〕
3 御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
〔ヨハネ傳19章12節〕
12 こゝにおいてピラト、イエスをゆるさんことをつとむ。れどユダヤびとさけびてふ『なんぢしこのひとゆるさば、カイザルの忠臣ちゅうしんにあらず、おほよそおのれをわうとなすものはカイザルにそむくなり』
〔使徒行傳3章6節〕
6 ペテロふ『きんぎんわれになし、れどわれるものをなんぢあたふ、ナザレのイエス・キリストのによりてあゆめ』
〔使徒行傳26章9節〕
9 われさきにはナザレびとイエスの逆󠄃さからひて樣々さまざまことをなすをきこととみづかおもへり。
wrote
〔マタイ傳27章37節〕
37 そのかうべうへに『これはユダヤびとわうイエスなり』としるしたる罪標すてふだきたり。
〔マルコ傳15章26節〕
26 その罪標すてふだには『ユダヤびとわう』としるせり。
〔ルカ傳23章38節〕
38 又󠄂またイエスのうへには『これはユダヤびとわうなり』との罪標すてふだあり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章20節】

イエスを十字架じふじかにつけしところみやこ近󠄃ちかければ、おほくのユダヤびとこのふだむ、ふだはヘブル、ロマ、ギリシヤのことばにてしるしたり。
This title then read many of the Jews: for the place where Jesus was crucified was nigh to the city: and it was written in Hebrew, and Greek, and Latin.


and Greek
〔使徒行傳21章37節〕
37 パウロ陣營ぢんえいれられんとるとき、千卒長せんそつちゃうふ『われなんぢかたりてきか』かれふ『なんぢギリシヤことばるか。
〔ヨハネ黙示録9章11節〕
11 このいなごわうあり。そこなき所󠄃ところ使つかひにしてをヘブルにてアバドンとひ、ギリシヤにてアポルオンとふ。
in
〔ヨハネ傳5章2節〕
2 エルサレムにあるひつじもんのほとりにヘブルにてベテスダといふいけあり、これにそひていつつのらうあり。
〔ヨハネ傳19章13節〕
13 ピラトこれらのことばをききてイエスをそとにひきゆき、敷石しきいし(ヘブルにてガバタ)といふところにて審判󠄄さばきにつく。
〔使徒行傳21章40節〕
40 これゆるしたれば、パウロ階段きざはしうへち、たみむかひてうごかし、おほいしづまれるとき、ヘブルのことばにてかたりてふ、
〔使徒行傳22章2節〕
2 人々ひとびとそのヘブルのことばかたるをきてますますしづかになりたれば、又󠄂またいふ、
〔使徒行傳26章14節〕
14 我等われらみなたふれたるにヘブルのことばにて「サウロ、サウロ、なんわれ迫󠄃害󠄅はくがいするか、とげあるむちるはかたし」といふこゑわれきけり。
〔ヨハネ黙示録16章16節〕
16 かのつのれいわうたちをヘブルにてハルマゲドンととなふるところあつめたり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章21節】

こゝにユダヤびと祭司長さいしちゃうらピラトにふ『ユダヤびとわうしるさず、われはユダヤびとわうなりと自稱じしょうせりとしるせ』
Then said the chief priests of the Jews to Pilate, Write not, The King of the Jews; but that he said, I am King of the Jews.


前に戻る 【ヨハネ傳19章22節】

ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』

Pilate answered, What I have written I have written.


What
〔詩篇65章7節〕
7 うみのひびき狂瀾おほなみのひびき もろもろのたみのかしがましきをしづめたまへり
〔詩篇76章10節〕
10 ひとのいかりはなんぢをほむべし いかりのあまりはなんぢおのれのおびとしたまはん
〔箴言8章29節〕
29 うみにその限界かぎりをたて みづをしてそのきしえざらしめ またもとゐさだめたまへるとき
〔ヨハネ傳19章12節〕
12 こゝにおいてピラト、イエスをゆるさんことをつとむ。れどユダヤびとさけびてふ『なんぢしこのひとゆるさば、カイザルの忠臣ちゅうしんにあらず、おほよそおのれをわうとなすものはカイザルにそむくなり』

前に戻る 【ヨハネ傳19章23節】

兵卒へいそつどもイエスを十字架じふじかにつけしのち、そのころもをとりてつに分󠄃け、おのおのひとつをたり。また下衣したぎりしが、下衣したぎ縫󠄃目ぬひめなく、うへよりすべりたるものなれば、
Then the soldiers, when they had crucified Jesus, took his garments, and made four parts, to every soldier a part; and also his coat: now the coat was without seam, woven from the top throughout.


now
無し
the soldiers
〔マタイ傳27章35節〕
35 かれらイエスを十字架じふじかにつけてのち、くじをひきてころもをわかち、
〔マルコ傳15章24節〕
24 かれらイエスを十字架じふじかにつけ、しかしてたれなにるべきと、くじきてころも分󠄃わかつ、
〔ルカ傳23章34節〕
34 かくてイエスひたまふ『父󠄃ちちよ、かれらをゆるたまへ、その所󠄃ところらざればなり』かれらイエスのころも分󠄃わかちて䰗取くじとりにせり、
woven
〔出エジプト記39章22節〕
22 又󠄂またエポデにぞくする明衣うはぎすべてこれをあをおりなせり
〔出エジプト記39章23節〕
23 上衣うはぎあなはその眞中まんなかにありてよろひ領盤えりまはりのごとしそのあな周󠄃圍まはりへりありてほころびざらしむ

前に戻る 【ヨハネ傳19章24節】

兵卒へいそつどもたがひにいふ『これをくな、たれがうるかくじにすべし』これは聖󠄄書せいしょ成就じゃうじゅせんためなり。いはく『かれらたがひにわがころもをわけ、わがきぬくじにせり』兵卒へいそつどもくなしたり。
They said therefore among themselves, Let us not rend it, but cast lots for it, whose it shall be: that the scripture might be fulfilled, which saith, They parted my raiment among them, and for my vesture they did cast lots. These things therefore the soldiers did.


They parted
〔詩篇22章18節〕
18 かれらたがひにわがころもをわかちがしたぎをくじにす
〔イザヤ書10章7節〕
7 されどアツスリヤびとのこころざしはかくのごとくならず そのこゝろおもひもまたかくのごとくならず そのこころは敗壞やぶれをこのみ あまたのくにをほろぼしたゝ
〔使徒行傳13章27節〕
27 それエルサレムに住󠄃めるものおよびつかさらは、かれをも安息あんそくにちごとにむところの預言者よげんしゃたちのことばをもらず、かれつみなひて預言よげん成就じゃうじゅせしめたり。
that
〔ヨハネ傳10章35節〕
35 かくかみことばたまはりし人々ひとびとかみへり。聖󠄄書せいしょすたるべきにあらず、
〔ヨハネ傳12章38節〕
38 これ預言者よげんしゃイザヤのことば成就じゃうじゅせんためなり。いはく 『しゅよ、われらにきたることばたれしんぜし。 しゅ御腕みうでたれあらはれし』
〔ヨハネ傳12章39節〕
39 かれらがしんざりしはゆゑなり。すなはちイザヤまたへらく、
〔ヨハネ傳19章28節〕
28 こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。
〔ヨハネ傳19章36節〕
36 これのことのりたるは『そのほねくだかれず』とある聖󠄄せい成就じゃうじゅせんためなり。
〔ヨハネ傳19章37節〕
37 またほかに『かれらおのしたるものるべし』とへる聖󠄄せいあり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章25節】

さてイエスの十字架じふじかかたはらには、そのはははは姉妹しまいと、クロパのつまマリヤとマグダラのマリヤとてり。
Now there stood by the cross of Jesus his mother, and his mother's sister, Mary the wife of Cleophas, and Mary Magdalene.


Cleophas
〔ルカ傳24章18節〕
18 その一人ひとりなるクレオパとづくるものこたへてふ『なんぢエルサレムにやどて、ひところかしこに起󠄃おこりしことどもをらぬか』
and Mary
〔マルコ傳16章9節〕
9 [*異本九節以下を缺く。]〔一週󠄃ひとまはりはじめ拂曉あかつき、イエスよみがへりてづマグダラのマリヤにあらはれたまふ、前󠄃さきにイエスがなゝつの惡鬼あくき逐󠄃ひいだしたまひしをんななり。
〔ルカ傳8章2節〕
2 また前󠄃さきしきれい逐󠄃いだされ、やまひいやされなどせしをんなたち、すなはなゝつの惡鬼あくきのいでしマグラダとばるるマリヤ、
〔ヨハネ傳20章1節〕
1 一週󠄃ひとまはりのはじめの朝󠄃あさまだき暗󠄃くらきうちに、マグダラのマリヤ、はかにきたりてはかよりいし取除とりのぞけあるをる。
〔ヨハネ傳20章11節〕
11 れどマリヤははかそとちてりしが、きつつかがみて、はかうちるに、~(18) マグダラのマリヤきて弟子でしたちに『われはしゅたり』とげ、また云々しかしかことたまひしとげたり。
〔ヨハネ傳20章18節〕
and his
〔マタイ傳27章55節〕
55 そのところにてはるか望󠄇のぞみゐたるおほくのをんなあり、イエスにつかへてガリラヤよりしたがきたりしものどもなり。
〔マタイ傳27章56節〕
56 そのなかには、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとのははマリヤおよびゼベダイのらのははなどもゐたり。
〔マルコ傳15章40節〕
40 またはるか望󠄇のぞたるをんなたちあり、そのなかにはマグダラのマリヤ、せうヤコブとヨセとのははマリヤおよびサロメなどもたり。
〔マルコ傳15章41節〕
41 かれらはイエスのガリラヤに居給ゐたまひしとき、したがつかへしものどもなり。ほかイエスとともにエルサレムにのぼりしおほくのをんなもありき。
〔ルカ傳23章49節〕
49 すべてイエスの相識しるべものおよびガリラヤよりしたがきたれるをんなたちも、はるかちてこれのことをたり。
his mother
〔ルカ傳2章35節〕
35 ――つるぎなんぢのこゝろをもつらぬくべし――これはおほくのひとこゝろおもひあらはれんためなり』

前に戻る 【ヨハネ傳19章26節】

イエスそのははとそのあいする弟子でしとの近󠄃ちかてるをて、ははたまふ『をんなよ、よ、なんぢのなり』
When Jesus therefore saw his mother, and the disciple standing by, whom he loved, he saith unto his mother, Woman, behold thy son!


Woman
〔ヨハネ傳2章4節〕
4 イエスたまふ『をんなよ、われなんぢとなにの關係かゝはりあらんや、ときいまきたらず』
whom
〔ヨハネ傳13章23節〕
23 イエスのあいしたまふ一人ひとり弟子でし、イエスの御胸みむねによりそひたれば、
〔ヨハネ傳20章2節〕
2 すなははしりゆき、シモン・ペテロとイエスのあいたまひしかの弟子でしとのもといたりてふ『たれかしゅはかより取去とりされり、何處いづこきしかわれらず』
〔ヨハネ傳21章7節〕
7 イエスのあいたまひし弟子でし、ペテロにふ『しゅなり』シモン・ペテロ『しゅなり』ときて、はだかなりしを上衣うはぎをまとひてうみびいれり。
〔ヨハネ傳21章20節〕
20 ペテロ振反ふりかへりてイエスのあいしたまひし弟子でししたがふをる。これはさき夕餐󠄃ゆふげのとき御胸みむねりかかりて『しゅよ、なんぢをうるものたれか』とひし弟子でしなり。
〔ヨハネ傳21章24節〕
24 これらのことにつきてあかしをなし、又󠄂またこれをしるししものは、この弟子でしなり、我等われらはそのあかしまことなるをる。

前に戻る 【ヨハネ傳19章27節】

また弟子でしひたまふ『よ、なんぢのははなり』このときより、その弟子でしかれをおのいへけたり。

Then saith he to the disciple, Behold thy mother! And from that hour that disciple took her unto his own home.


Behold
〔創世記45章8節〕
8 されわれこゝにつかはしたるもの汝等なんぢらにはあらずかみなりかみわれをもてパロの父󠄃ちゝとなしその全󠄃家ぜんかしゆとなしエジプト全󠄃國ぜんこくつかさとなしたまへり
〔創世記47章12節〕
12 ヨセフその父󠄃ちゝ兄弟きやうだい父󠄃ちゝ全󠄃家ぜんかにそのかずにしたがひて食󠄃物くひものをあたへて養󠄄やしなへり
〔マタイ傳12章48節〕
48 イエスげしものこたへてひたまふ『わがははとはたれぞ、わが兄弟きゃうだいとはたれぞ』~(50) たれにてもてんにいます父󠄃ちち御意󠄃みこゝろをおこなふものは、すなは兄弟きゃうだい、わが姉妹しまい、わがははなり』 〔マタイ傳12章50節〕
〔マタイ傳25章40節〕
40 わうこたへてはん「まことになんぢらにぐ、わが兄弟きゃうだいなるこれのいとちひさもの一人ひとりになしたるは、すなはわれしたるなり」
〔マルコ傳3章34節〕
34 かく周󠄃圍まはりする人々ひとびと見囘みまはしてひたまふ『よ、これははは、わが兄弟きゃうだいなり。
〔テモテ前書5章2節〕
2 いたるをんなははごとくにすゝめ、わかをんな姉妹しまいごとくに全󠄃まった貞潔󠄄ていけつをもてすゝめよ。~(4) されど寡婦󠄃やもめもしくはまごあらば、かれおのれいへかうおこなひておやおんむくゆることをまなぶべし。これかみ御意󠄃みこゝろにかなふことなり。 〔テモテ前書5章4節〕
his
〔ヨハネ傳1章11節〕
11 かれはおのれくににきたりしに、おのれたみこれけざりき。
〔ヨハネ傳16章32節〕
32 よ、なんぢらちらされて各自おのおのおのがところにゆき、われをひとり遺󠄃のこすときいたらん、いなすでにいたれり。れどわれひとりるにあらず、父󠄃ちちわれとともいますなり。
took
〔ヨハネ第一書3章18節〕
18 若子わくごよ、われらことばしたとをもてあひあいすることなく、行爲おこなひ眞實まこととをもてべし。
〔ヨハネ第一書3章19節〕
19 これりてわれ眞理まことよりでしをり、かつわれらのこゝろわれらをむるとも、かみ前󠄃まへこゝろやすんずべし。

前に戻る 【ヨハネ傳19章28節】

こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。
After this, Jesus knowing that all things were now accomplished, that the scripture might be fulfilled, saith, I thirst.


Jesus
〔ルカ傳9章31節〕
31 榮光えいくわうのうちにあらはれ、イエスのエルサレムにて遂󠄅げんとする逝󠄃去せいきょのことをひゐたるなり。
〔ルカ傳12章50節〕
50 されどわれにはくべきバプテスマあり。その遂󠄅げらるるまではおもせまること如何いかばかりぞや。
〔ルカ傳18章31節〕
31 イエス十二じふに弟子でし近󠄃ちかづけてひたまふ『よ、われらエルサレムにのぼる。ひとにつき預言者よげんしゃたちによりてしるされたるすべてのことは、遂󠄅げらるべし。
〔ルカ傳22章37節〕
37 われなんぢらにぐ「かれは愆人とがにんともかぞへられたり」としるされたるは、なし遂󠄅げらるべし。おほよわれかゝはることなし遂󠄅げらるればなり』
〔ヨハネ傳13章1節〕
1 過󠄃越すぎこしのまつりの前󠄃まへに、イエスこのりて父󠄃ちちくべきおのとききたれるをり、おのれものあいしてきはみまでこれあいたまへり。
〔ヨハネ傳18章4節〕
4 イエスおのれのぞまんとすることをことごとくり、進󠄃すゝみいでてかれらにひたまふ『たれ尋󠄃たづぬるか』
〔ヨハネ傳19章30節〕
30 イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。
〔使徒行傳13章29節〕
29 かれにつきてしるされたることをことごとくしをへかれよりおろしてはか納󠄃をさめたり。
that the
〔詩篇22章15節〕
15 わがちからはかわきて陶器すゑもののくだけのごとく わがしたあぎにひたつけり なんぢわれをちりにふさせたまへり
〔詩篇69章21節〕
21 かれらにがきくさをわがくひものにあたへ わがかわけるときにをのませたり

前に戻る 【ヨハネ傳19章29節】

ここに葡萄酒ぶだうしゅ滿ちたるうつはあり、その葡萄酒ぶだうしゅのふくみたる海綿うみわたをヒソプにけてイエスのくち差附さしつく。
Now there was set a vessel full of vinegar: and they filled a spunge with vinegar, and put it upon hyssop, and put it to his mouth.


hyssop
〔出エジプト記12章22節〕
22 又󠄂また牛膝草ひそぷ一束ひとたばとりさらひたさらかどぐち鴨居かもゐおよび二旁ふたつはしらにそそぐべし明朝󠄃あしたにいたるまで汝等なんぢら一人ひとりいへをいづるなかれ
〔民數紀略19章18節〕
18 しかして潔󠄄きよひと一人ひとり牛膝草ヒソプとりてそのみづにひたしこれをそのてんまくもろ〳〵器皿うつはおよび其處そこあはせたる人々ひと〴〵そゝぐべくまたはほねあるひはころされしものあるひはしにたるものあるひははかなどにさはれるものそゝぐべし
〔列王紀略上4章33節〕
33 かれ又󠄂また草木くさきことろんじてレバノンの香柏かうはくよりかきいづこけまでおよべりかれまたけものとり匐行はふものうをことろんじたり
〔詩篇51章7節〕
7 なんぢヒソブをもてわれをきよめたまへ さらばわれきよまらん われをあらひたまへ さらばわれ雪󠄃ゆきよりもしろからん
was set
〔マタイ傳27章34節〕
34 苦味にがみぜたる葡萄酒ぶだうしゅませんとしたるに、めて、まんとしたまはず。
〔マタイ傳27章48節〕
48 たゞちにそのうち一人ひとりはしりゆきて海綿うみわたをとり、葡萄酒ぶだうしゅふくませ、あしにつけてイエスにましむ。
〔マルコ傳15章36節〕
36 一人ひとりはしりきて、海綿うみわた葡萄酒ぶだうしゅふくませてあしにつけ、イエスにましめてふ『て、エリヤきたりて、かれおろすやいなや、われこれん』
〔ルカ傳23章36節〕
36 兵卒へいそつどもも嘲弄てうろうしつつ、近󠄃ちかよりて葡萄酒ぶだうしゅをさしいだしてふ、

前に戻る 【ヨハネ傳19章30節】

イエスその葡萄酒ぶだうしゅをうけてのちいひたまふ『ことをはりぬ』遂󠄅つひかうべをたれてれいをわたしたまふ。

When Jesus therefore had received the vinegar, he said, It is finished: and he bowed his head, and gave up the ghost.


It is
〔創世記3章15節〕
15 又󠄂またわれなんぢ婦󠄃をんなあひだおよびなんぢ苗裔すゑ婦󠄃をんな苗裔すゑあひだ怨恨うらみおかかれなんぢかしらくだなんぢかれくびすくだかん
〔詩篇22章15節〕
15 わがちからはかわきて陶器すゑもののくだけのごとく わがしたあぎにひたつけり なんぢわれをちりにふさせたまへり
〔イザヤ書53章10節〕
10 されどヱホバはかれをくだくことをよろこびてこれをなやましたまへり かくてかれの靈魂たましひとがの献物そなへものをなすにいたらばかれそのすゑをみるをそのながからん かつヱホバのよろこたまふことはかれによりてさかゆべし
〔イザヤ書53章12節〕
12 このゆゑにわれかれをしておほいなるものとともにものをわかちとらしめん かれはつよきものとともに掠物えものをわかちとるべし かれはおのが靈魂たましひをかたぶけてにいたらしめとがあるものとともにかぞへられたればなり かれはおほくのひとつみをおひとがあるもののためにとりなしをなせり
〔ダニエル書9章24節〕
24 なんぢたみなんぢ聖󠄄きよきまちのために七十週󠄃しゆうさだめおかるしかしてあくおさつみふうとがあがな永遠󠄄えいゑんたづさ異象まぼろし預言よげんふう至聖󠄄者いとたかきものあぶらそゝがん
〔ダニエル書9章26節〕
26 その六十二週󠄃しゆうのちにメシヤたゝれんたゞこれ自己おのれのためにあらざるなりまた一人ひとりきみたみきたりてまち聖󠄄所󠄃きよきところとをこぼたんその終󠄃をはり洪水こうずゐれるごとくなるべし戰爭たたかひ終󠄃をはるまでに荒蕪あるることすでにきはま
〔ゼカリヤ書13章7節〕
7 萬軍ばんぐんのヱホバいひたまふつるぎ起󠄃おきわが牧者ぼくしやわが伴󠄃侶ともなるひとせめ牧者ぼくしやうちしからばそのひつじらんわれまたわがちひさ者等ものどもうへのぶべし
〔マタイ傳3章15節〕
15 イエスこたへてひたまふ『いまゆるせ、われらたゞしきことをことごとく爲遂󠄅しとぐるは、當然たうぜんなり』ヨハネすなはゆるせり。
〔ヨハネ傳4章34節〕
34 イエスたまふ『われを遣󠄃つかはたまへるもの御意󠄃みこゝろおこなひ、その御業みわざをなし遂󠄅ぐるは、これわが食󠄃物しょくもつなり。
〔ヨハネ傳17章4節〕
4 われさしめんとてなんぢたまひしわざ遂󠄅げて、われ地上ちじゃうなんぢ榮光えいくわうをあらはせり。
〔ヨハネ傳19章28節〕
28 こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。
〔ロマ書3章25節〕
25 すなはかみ忍󠄄耐にんたいをもて過󠄃來すぎこしかたのつみ見遁みのがたまひしが、おのれあらはさんとて、キリストをて、そのによりて信仰しんかうによれるなだめ供物そなへものとなしたまへり。
〔ロマ書10章4節〕
4 キリストはすべしんずるものとせられんため律法おきて終󠄃をはりとなりたまへり。
〔コリント前書5章7節〕
7 なんぢらあたらしき團塊かたまりとならんためにふるきパンだねのぞけ、なんぢらはパンだねなきものなればなり。それわれらの過󠄃越すぎこし羔羊こひつじすなはちキリストすでほふられたまへり、
〔コロサイ書2章14節〕
14 かつわれらをむるのり證書しょうしょ、すなはちわれらに逆󠄃さから證書しょうしょ塗抹ぬりけし、これを中間ちゅうかんよりりて十字架じふじかにつけ、~(17) これはみなきたらんとするものかげにして、本體ほんたいはキリストにけり。 〔コロサイ書2章17節〕
〔ヘブル書9章11節〕
11 れどキリストはきたらんとすることだい祭司さいしとしてきたり、にて造󠄃つくらぬぞくせぬさらおほいなる全󠄃まった幕屋まくやて、~(14) まして永遠󠄄とこしへ御靈みたまによりきずなくしておのれかみさゝたまひしキリストのは、われらの良心りゃうしんにたる行爲おこなひより潔󠄄きよめてけるかみつかへしめざらんや。 〔ヘブル書9章14節〕
〔ヘブル書9章22節〕
22 おほよそ律法おきてによれば、よろづのものをもて潔󠄄きよめらる、もしながすことなくば、ゆるさるることなし。
(28) キリストもまたおほくのひとつみ負󠄅はんがためひとたびさゝげられ、またつみ負󠄅ふことなく、おのれまち望󠄇のぞものふたゝあらはれてすくひさせたまふべし。 〔ヘブル書9章28節〕
〔ヘブル書10章1節〕
1 それ律法おきてきたらんとすることかげにしてまことかたちにあらねば、年每としごとにたえずさゝぐるおな犧牲いけにへにて、かみにきたるもの何時いつまでも全󠄃まったうすることをざるなり。~(14) そは潔󠄄きよめらるるものひとつの供物そなへものにてかぎりなく全󠄃まったうしたまふなり。 〔ヘブル書10章14節〕
〔ヘブル書12章2節〕
2 信仰しんかう導󠄃師みちびきてまたこれ全󠄃まったうするものなるイエスをあふるべし。かれはその前󠄃まへかれたる歡喜よろこびのために、はぢをもいとはずして十字架じふじかをしのび、遂󠄅つひかみ御座みくらみぎたまへり。
and he
〔マタイ傳20章28節〕
28 かくのごとくひときたれるもつかへらるるためにあらず、かへつてつかふることをなし、又󠄂またおほくのひと贖償あがなひとしておの生命いのちあたへんためなり』
〔マタイ傳27章50節〕
50 イエスふたゝ大聲おほごゑよばはりていきえたまふ。
〔マルコ傳15章37節〕
37 イエス大聲おほごゑいだしていきたまふ。
〔ルカ傳23章46節〕
46 イエス大聲おほごゑよばはりてひたまふ『父󠄃ちちよ、わがれい御手みてにゆだぬ』ひていきえたまふ。
〔ヨハネ傳10章11節〕
11 われ牧者ひつじかひなり、牧者ひちじかひひつじのために生命いのちつ。
〔ヨハネ傳10章18節〕
18 ひとこれをわれよりるにあらず、われみづからつるなり。われこれをすつるけんあり、またこれをけんあり、われこの命令めいれいをわが父󠄃ちちよりけたり』
〔ピリピ書2章8節〕
8 すでひとさまにてあらはれ、おのれひくうしていたるまで、十字架じふじかいたるまでしたがたまへり。
〔ヘブル書2章14節〕
14 はともに血肉けつにく具󠄄そなふれば、しゅもまたおなじくこれ具󠄄そなたまひしなり。これは權力ちからつもの、すなは惡魔󠄃あくまによりてほろぼし、
〔ヘブル書2章15節〕
15 かつおそれによりて生涯しゃうがい奴隷どれいとなりしものどもを解放ときはなたまはんためなり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章31節】

この準備そなへなれば、ユダヤびと安息あんそくにち屍體しかばね十字架じふじかのうへにとどめおかじとて(ことにこのたび安息あんそくにちおほいなるなるにより)ピラトに、かれらのはぎををりて屍體しかばね取除とりのぞかんことを請󠄃ふ。
The Jews therefore, because it was the preparation, that the bodies should not remain upon the cross on the sabbath day, (for that sabbath day was an high day,) besought Pilate that their legs might be broken, and that they might be taken away.


because
〔マタイ傳27章62節〕
62 あくるすなは準備そなへ翌󠄃日よくじつ祭司長さいしちゃうらとパリサイびとらとピラトのもとあつまりてふ、
〔マルコ傳15章42節〕
42 すでれて、準備そなへすなは安息あんそくにち前󠄃まへとなりたれば、
〔ヨハネ傳19章14節〕
14 この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
〔ヨハネ傳19章42節〕
42 ユダヤびと準備そなへなれば、このはか近󠄃ちかきままに其處そこにイエスを納󠄃をさめたり。
that sabbath
〔レビ記23章7節〕
7 そのはじめにはなんぢ聖󠄄せいくわいをなすべしなに職業しよくげふをもすべからず~(16) すなはちだい七の安息日あんそくにち翌󠄃日よくじつまでにかず五十をかぞへをはりしん素祭そさいをヱホバにさゝぐべし 〔レビ記23章16節〕
that the
〔申命記21章22節〕
22 ひともしにあたるつみをかして死刑しおき遇󠄃あふことありてなんぢこれをかけさらとき
〔申命記21章23節〕
23 翌󠄃朝󠄃あくるあさまでそのからだうへとめおくべからずかならずこれをそのうちうづむべしかけらるるものはヱホバにのろはるるものなればなりかくするはなんぢかみヱホバのなんぢたまふて產業さんげふとなさしめたまふけがれざらんためなり
their
〔箴言12章10節〕
10 義者ただしきものはそのけもの生命いのち顧󠄃かへりみる されど惡者あしきもの殘忍󠄄ざんにんをもてその憐憫あはれみとす
〔ミカ書3章3節〕
3 我民わがたみにく食󠄃くらひそのかはぎそのほねくだきこれをきりきざみてなべいるもののごとくしかなへなかにいるるにくのごとくす
〔ヨハネ傳19章1節〕
1 こゝにピラト、イエスをとりてむちうつ。

前に戻る 【ヨハネ傳19章32節】

ここに兵卒へいそつどもきたりて、イエスとともに十字架じふじかけられたる第一だいいちものほかのものとのはぎり、
Then came the soldiers, and brake the legs of the first, and of the other which was crucified with him.


of the first
〔ルカ傳23章39節〕
39 十字架じふじかけられたる惡人あくにん一人ひとり、イエスをそしりてふ『なんぢはキリストならずや、おのれわれらとをすくへ』~(43) イエスたまふ『われまことなんぢぐ、今日けふなんぢはわれともにパラダイスにるべし』
〔ルカ傳23章43節〕
〔ヨハネ傳19章18節〕
18 其處そこにてかれらイエスを十字架じふじかにつく。又󠄂またほかに二人ふたりものをともに十字架じふじかにつけ、一人ひとりみぎに、一人ひとりひだりに、イエスを眞中まなかけり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章33節】

しかしてイエスにきたりしに、はやたまふをて、そのはぎらず。
But when they came to Jesus, and saw that he was dead already, they brake not his legs:


前に戻る 【ヨハネ傳19章34節】

しかるに一人ひとり兵卒へいそつやりにてそのわきをつきたれば、たゞちにみづながれいづ。
But one of the soldiers with a spear pierced his side, and forthwith came there out blood and water.


came
〔詩篇51章7節〕
7 なんぢヒソブをもてわれをきよめたまへ さらばわれきよまらん われをあらひたまへ さらばわれ雪󠄃ゆきよりもしろからん
〔エゼキエル書36章25節〕
25 きよみづ汝等なんぢらそゝぎて汝等なんぢらきよくならしめ汝等なんぢらもろ〳〵汚穢けがれもろ〳〵偶像ぐうざうのぞきてなんぢらをきよむべし
〔ゼカリヤ書13章1節〕
1 そのつみ汚穢けがれきよむるひとついづみダビデのいへとヱルサレムの居民きよみんのためにひらくべし
〔マタイ傳27章62節〕
62 あくるすなは準備そなへ翌󠄃日よくじつ祭司長さいしちゃうらとパリサイびとらとピラトのもとあつまりてふ、
〔ヨハネ傳13章8節〕
8 ペテロふ『永遠󠄄とこしへあしをあらひたまはざれ』イエスこたたまふ『われもしなんぢあらはずば、なんぢわれと關係かゝはりなし』~(10) イエスたまふ『すでによくしたるものあしのほかあらふを要󠄃えうせず、全󠄃身ぜんしんきよきなり。なんぢらは潔󠄄きよし、されどことごとくはしからず』 〔ヨハネ傳13章10節〕
〔使徒行傳22章16節〕
16 いまなんぞ躊躇ためらふか、起󠄃て、その御名みなび、バプテスマをけてなんぢつみあられ」
〔コリント前書1章30節〕
30 なんぢらはかみりてキリスト・イエスにり、かれかみてられてわれらの智慧󠄄ちゑ聖󠄄せい救贖あがなひとになりたまへり。
〔コリント前書6章11節〕
11 なんぢのうちさきにはかくのごときものありしかど、しゅイエス・キリストのにより、われらのかみ御靈みたまによりて、おのれあらひ、かつ潔󠄄きよめられ、かつとせらるることをたり。
〔エペソ書5章26節〕
26 キリストのおのれたまひしは、みづあらひをもてことばによりて敎會けうくわい潔󠄄きよめ、これを聖󠄄せいなるものとして、
〔テトス書2章14節〕
14 キリストは我等われらのためにおのれあたへたまへり。これわれらを諸般もろもろ不法ふはふよりあがないだして、わざ熱心ねっしんなる特選󠄄とくせんたみおのがために潔󠄄きよめんとてなり。
〔テトス書3章5節〕
5 -6 われらのおこなひしわざにはよらで、たゞその憐憫あはれみにより、更生うまれかはりあらひわれらの救主すくひぬしイエス・キリストをもて、ゆたかそゝぎたまふ聖󠄄せいれいによる維新ゐしんとにてわれらをすくたまへり。~(7) これわれらが恩惠めぐみによりてとせられ、永遠󠄄とこしへ生命いのち望󠄇のぞみにしたがひて世嗣よつぎとならんためなり。 〔テトス書3章7節〕
〔ヘブル書9章13節〕
13 もし山羊やぎおよび牡牛をうし牝牛めうし灰󠄃はひなどをけがれしものにそそぎて肉體にくたい潔󠄄きよむることをば、
〔ヘブル書9章22節〕
22 おほよそ律法おきてによれば、よろづのものをもて潔󠄄きよめらる、もしながすことなくば、ゆるさるることなし。
〔ヘブル書10章19節〕
19 れば兄弟きゃうだいよ、われらイエスのにより、~(22) こゝろ濯󠄄すゝがれて良心りゃうしんとがをさり、きよみづにてあらはれ、まことこゝろ全󠄃まった信仰しんかうとをもてかみ近󠄃ちかづくべし。 〔ヘブル書10章22節〕
〔ペテロ前書3章21節〕
21 そのみづかたどれるバプテスマはにく汚穢けがれのぞくにあらず、良心りゃうしんかみたいする要󠄃求もとめにして、イエス・キリストの復活よみがへりによりていまなんぢらをすくふ。
〔ヨハネ第一書1章6節〕
6 もしかみ交際まじはりありとひて暗󠄃くらきうちをあゆまば、われいつはりて眞理まことおこなはざるなり。~(9) もしおのれつみひあらはさば、かみ眞實まことにしてたゞしければ、われらのつみゆるし、すべての不義ふぎよりわれらを潔󠄄きよたまはん。 〔ヨハネ第一書1章9節〕
〔ヨハネ第一書5章6節〕
6 これみづとにりてきたたまひしものすなはちイエス・キリストなり。たゞみづのみならず、みづとをもてきたたまひしなり。
〔ヨハネ第一書5章8節〕
8 あかしするものつ、御靈みたまみづとなり。このひてひとつとなる。
〔ヨハネ黙示録1章5節〕
5 また忠實ちゅうじつなる證人しょうにん死人しにんうちより最先いやさきうまたまひしもの、しょわうきみなるイエス・キリストよりたま恩惠めぐみ平󠄃安へいあんなんぢらにらんことを。ねがはくはわれらをあいし、そのをもてわれらをつみより解放ときはなち、
〔ヨハネ黙示録7章14節〕
14 われいふ『わがしゅよ、なんぢれり』かれふ『かれらはおほいなる患難なやみよりできたり、羔羊こひつじおのころもあらひてしろくしたるものなり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章35節】

これしものあかしをなす、あかしまことなり、かれはそのふことのまことなるをる、これなんぢにもしんぜしめんためなり。
And he that saw it bare record, and his record is true: and he knoweth that he saith true, that ye might believe.


he that
〔ヨハネ傳19章26節〕
26 イエスそのははとそのあいする弟子でしとの近󠄃ちかてるをて、ははたまふ『をんなよ、よ、なんぢのなり』
〔ヨハネ傳21章24節〕
24 これらのことにつきてあかしをなし、又󠄂またこれをしるししものは、この弟子でしなり、我等われらはそのあかしまことなるをる。
〔使徒行傳10章39節〕
39 我等われらはユダヤのおよびエルサレムにて、イエスのおこなたまひし諸般もろもろのことの證人しょうにんなり、人々ひとびとかれにかけてころせり。
〔ヘブル書2章3節〕
3 われかくのごときおほいなるすくひ等閑なほざりにしていかでかのがるることをん。このすくひはじしゅによりてかたたまひしものにして、きしものどもこれわれらにかたうし、
〔ヘブル書2章4節〕
4 かみまたしるし不思議ふしぎと、さまざまの能力ちからあるわざと、御旨みむねのままに分󠄃わかあたふる聖󠄄せいれいとをもてあかしくはへたまへり。
〔ペテロ前書5章1節〕
1 われなんぢらのうちなる長老ちゃうらうたちにすゝむ(われなんぢらとおなじく長老ちゃうらうたるもの、またキリストの苦難くるしみ證人しょうにんあらはれんとする榮光えいくわうあづかものなり)
〔ヨハネ第一書1章1節〕
1 太初はじめよりりし所󠄃ところのもの、われらがきしところ、にて所󠄃ところ、つらつら手觸てさはりし所󠄃ところのもの、すなは生命いのちことばにつきて、~(3) われらのしところ、きし所󠄃ところなんぢらにぐ、これなんぢをもわれらの交際まじはりあづからしめんためなり。われらは父󠄃ちちおよびイエス・キリストの交際まじはりあづかるなり。 〔ヨハネ第一書1章3節〕
that ye
〔ヨハネ傳11章15節〕
15 われかしこにらざりしことなんぢのためによろこぶ、なんぢをしてしんぜしめんとてなり。れどわれいまそのもとくべし』
〔ヨハネ傳11章42節〕
42 つねにききたまふをわれる。しかるにふは、かたはらに群衆ぐんじゅうためにして、なんぢわれ遣󠄃つかはたまひしことをこれしんぜしめんとてなり』
〔ヨハネ傳14章29節〕
29 いまそのことらぬ前󠄃さきに、これをなんぢらにげたり、ことらんときなんぢらのしんぜんためなり。
〔ヨハネ傳17章20節〕
20 われかれらのためのみならず、そのことばによりてわれしんずるもののためにもねがふ。
〔ヨハネ傳17章21節〕
21 これみなひとつとならんためなり。父󠄃ちちよ、なんぢわれいまし、われなんぢにるごとく、かれらもわれらにらんためなり、これなんぢのわれ遣󠄃つかはたまひしことをしんぜんためなり。
〔ヨハネ傳20章31節〕
31 されどこれことしるししは、なんぢをしてイエスのかみキリストたることをしんぜしめ、しんじて御名みなにより生命いのちしめんがためなり。
〔ロマ書15章4節〕
4 はやくよりしるされたる所󠄃ところは、みなわれらの敎訓をしへのためにしるししものにして聖󠄄書せいしょ忍󠄄耐にんたい慰安なぐさめとによりて希望󠄇のぞみたもたせんとてなり。
〔ヨハネ第一書5章13節〕
13 われかみしんずるなんぢらにこれのことをおくるは、なんぢらにみづか永遠󠄄とこしへ生命いのちつことをらしめんためなり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章36節】

これのことのりたるは『そのほねくだかれず』とある聖󠄄せい成就じゃうじゅせんためなり。
For these things were done, that the scripture should be fulfilled, A bone of him shall not be broken.


that the
〔出エジプト記12章46節〕
46 ひとついへにてこれを食󠄃くらふべしそのにくすこしいへそともちいづるなかれ又󠄂またそのほねをるべからず
〔民數紀略9章12節〕
12 朝󠄃あしたまでこれを少許すこし遺󠄃のこしおくべからず又󠄂またそのほね一本ひとつをるべからず逾越節すぎこしのいはひすべて條例のりにしたがひてこれおこなふべし
〔詩篇22章14節〕
14 われみづのごとくそそぎいだされ わがもろもろのほねははづれ わがこゝろらふのごとくなりてはらのうちにとけたり
〔詩篇34章20節〕
20 ヱホバはかれがすべてのほねをまもりたまふ そのひとつだにをららるることなし
〔詩篇35章10節〕
10 わがすべてのほねはいはん ヱホバよなんぢはくるしむものをこれにまさりてちからつよきものよりまたくるしむもの貧󠄃まづしきものをかすめうばふものよりたすけいだしたまたれかなんぢにたぐふべきものあらんと

前に戻る 【ヨハネ傳19章37節】

またほかに『かれらおのしたるものるべし』とへる聖󠄄せいあり。

And again another scripture saith, They shall look on him whom they pierced.


They
〔詩篇22章16節〕
16 そはいぬわれをめぐりあしきもののむれわれをかこみてわがおよびわがあしをさしつらぬけり
〔詩篇22章17節〕
17 わがほねはことごとくかぞふるばかりになりぬ あしきもののをとめてわれをみる
〔ゼカリヤ書12章10節〕
10 われダビデのいへおよびヱルサレムの居民きよみん恩惠めぐみ祈禱いのりれいをそそがん彼等かれらはそのさしたりしわれあふ獨子ひとりごのためなげくがごとくこれがためになげ長子うひごのためにかなしむがごとくこれがためにいたかなしまん
〔ヨハネ黙示録1章7節〕
7 よ、かれくもうちにありてきたりたまふ、諸衆もろもろことかれしたるものこれをん、かつ地上ちじゃう諸族しょぞくみなかれゆゑなげかん、しかり、アァメン。

前に戻る 【ヨハネ傳19章38節】

こののち、アリマタヤのヨセフとてユダヤびとおそれ、ひそかにイエスの弟子でしたりしもの、イエスの屍體しかばねひきらんことをピラトに請󠄃ひたれば、ピラトゆるせり、すなはきてその屍體しかばね引取ひきとる。
And after this Joseph of Arimathaea, being a disciple of Jesus, but secretly for fear of the Jews, besought Pilate that he might take away the body of Jesus: and Pilate gave him leave. He came therefore, and took the body of Jesus.


Joseph
〔マタイ傳27章57節〕
57 れて、ヨセフとふアリマタヤのめるひときたる。かれもイエスの弟子でしなるが、~(60) いはにほりたるおのあたらしきはか納󠄃をさめ、はか入口いりくちおほいなるいしまろばしおきてりぬ。 〔マタイ傳27章60節〕
〔マルコ傳15章42節〕
42 すでれて、準備そなへすなは安息あんそくにち前󠄃まへとなりたれば、~(46) ヨセフ亞麻󠄃あまぬのひ、イエスを取下とりおろしてこれつゝみ、いはりたるはか納󠄃をさめ、はか入口いりくちいしまろばく。 〔マルコ傳15章46節〕
〔ルカ傳23章50節〕
50 議員ぎゐんにしてぜんかつなるヨセフといふひとあり。
but
〔箴言29章25節〕
25 ひとおそるればわなにおちいる ヱホバをたのむものまもられん
〔ヨハネ傳9章22節〕
22 兩親ふたおやのかくひしは、ユダヤびとおそれたるなり。ユダヤびとあひはかりて『しイエスをキリストとあらはものあらば、除名ぢょめいすべし』とさだめたるにる。
〔ヨハネ傳12章42節〕
42 されどつかさたちのうちにもイエスをしんじたるものおほかりしが、パリサイびとゆゑによりてあらはすことをざりき、除名ぢょめいせられんことおそれたるなり。
〔ピリピ書1章14節〕
14 かつ兄弟きゃうだいのうちのおほくのものは、わが縲絏なはめによりてしゅしんずるこゝろあつくし、おそるることなく、ますますいさみてかみことばかたるにいたれり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章39節】

またかつよる御許みもときたりしニコデモも、沒藥もつやく沈香ちんかう混和物あはせものひゃくきんばかりたづさへてきたる。
And there came also Nicodemus, which at the first came to Jesus by night, and brought a mixture of myrrh and aloes, about an hundred pound weight.


Nicodemus
〔マタイ傳12章20節〕
20 正義せいぎをして勝󠄃かち遂󠄅げしむるまでは、 そこなへるあしることなく、 けぶれる《[*]》亞麻󠄃あま消󠄃すことなからん。[*或は「燈心」と譯す。]
〔マタイ傳19章30節〕
30 れどおほくのさきなるものあとに、あとなるものさきになるべし。
〔ヨハネ傳3章1節〕
1 こゝにパリサイびとにてをニコデモといふひとあり、ユダヤびとつかさなり。~(21) まことをおこなふものひかりにきたる、その行爲おこなひかみによりておこなひたることのあらはれんためなり。《[*]》[*二一、或は「眞を行ふ者はその行爲のあらはれん爲に光に來る、神によりて行ひたる故なり」と譯す。]
〔ヨハネ傳3章21節〕
〔ヨハネ傳7章50節〕
50 かれのうちの一人ひとりにてさきにイエスのもときたりしニコデモふ、~(52) かれらこたへてふ『なんぢもガリラヤよりでしか、しらよ、預言者よげんしゃはガリラヤより起󠄃おこことなし』
〔ヨハネ傳7章52節〕
a
〔歴代志略下16章14節〕
14 人衆ひと〴〵これをそのおのれのためにダビデのまちほりおけるはかはうむ製香かほりづくりじゆつをもてせいしたる種々さま〴〵香物かうもつみたせるとこうへこれがために夥多おびただしくたきものをなせり
〔雅歌4章6節〕
6 すずしくなるまで かげ消󠄃きゆるまでわれ沒藥もつやくやままた乳󠄃香にうかうをかゆくべし
〔雅歌4章14節〕
14 ナルダ 番紅花さふらん 菖蒲しやうぶ 桂枝けいしさまざまの乳󠄃香にうかうおよび沒藥もつやく 蘆薈ろくわい一切すべてたふとき香物かうもつなり
〔ヨハネ傳12章7節〕
7 イエスたまふ『このをんなすにまかせよ、はうむりののためにこれたくはへたるなり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章40節】

ここにかれらイエスの屍體しかばねをとり、ユダヤびとはうむりの習慣ならはしにしたがひて、香料かうれうとともにぬのにてけり。
Then took they the body of Jesus, and wound it in linen clothes with the spices, as the manner of the Jews is to bury.


wound
〔ヨハネ傳11章44節〕
44 にしものぬのにてあしとをかれたるままきたる、かほ手拭てぬぐひにてつゝまれたり。イエス『これをきてかしめよ』とたまふ。
〔ヨハネ傳20章5節〕
5 かゞみてぬのきたるをれど、うちにはらず。~(7) またかうべつゝみし手拭てぬぐひぬのとともにらず、ほかのところにきてあるをる。 〔ヨハネ傳20章7節〕
〔使徒行傳5章6節〕
6 若者わかものどもちてかれつゝみ、かきいだしてはうむれり。

前に戻る 【ヨハネ傳19章41節】

イエスの十字架じふじかにつけられたまひしところそのあり、そのうちにいまだひとはうむりしことなきあたらしきはかあり。
Now in the place where he was crucified there was a garden; and in the garden a new sepulchre, wherein was never man yet laid.


and in
〔列王紀略下23章30節〕
30 そのしもべすなはちこれが死骸なきがらくるまにのせてメギドンよりヱルサレムにもちゆきこれをそのはかはうむれりくにたみここにおいてヨシアのヱホアハズをりこれにあぶらをそそぎてわうとなしてその父󠄃ちゝにかはらしめたり
〔イザヤ書22章16節〕
16 なんぢここになにのかかはりありや またこゝにいかなるひとのありとしておのがためにはかをほりしや かれはたかきところにはかをほりいはをうがちておのがために住󠄃所󠄃すみかをつくれり
〔マタイ傳27章60節〕
60 いはにほりたるおのあたらしきはか納󠄃をさめ、はか入口いりくちおほいなるいしまろばしおきてりぬ。
〔マタイ傳27章64節〕
64 さればめいじて三日みっかいたるまではかかためしめたまへ、おそらくはその弟子でしきたりてこれぬすみ「かれ死人しにんうちよりよみがへれり」とたみはん。しからばのちまどひ前󠄃まへのよりもはなはだしからん』~(66) すなはかれらゆきていし封印ふういんし、番兵ばんぺいきてはかかためたり。 〔マタイ傳27章66節〕
〔ルカ傳23章53節〕
53 これをりおろし、亞麻󠄃あまぬのにてつつみ、いはりたるいまひとはうむりしことなきはか納󠄃をさめたり。
〔ヨハネ傳20章15節〕
15 イエスたまふ『をんなよ、なにく、たれ尋󠄃たづぬるか』マリヤは園守そのもりならんとおもひてふ『きみよ、なんぢもしかれ取去とりさりしならば、何處いづこきしかをげよ、われ引取ひきとるべし』

前に戻る 【ヨハネ傳19章42節】

ユダヤびと準備そなへなれば、このはか近󠄃ちかきままに其處そこにイエスを納󠄃をさめたり。
There laid they Jesus therefore because of the Jews' preparation day; for the sepulchre was nigh at hand.


because
〔ヨハネ傳19章14節〕
14 この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
〔ヨハネ傳19章31節〕
31 この準備そなへなれば、ユダヤびと安息あんそくにち屍體しかばね十字架じふじかのうへにとどめおかじとて(ことにこのたび安息あんそくにちおほいなるなるにより)ピラトに、かれらのはぎををりて屍體しかばね取除とりのぞかんことを請󠄃ふ。
laid
〔詩篇22章15節〕
15 わがちからはかわきて陶器すゑもののくだけのごとく わがしたあぎにひたつけり なんぢわれをちりにふさせたまへり
〔イザヤ書53章9節〕
9 そのはかはあしきものとともにまうけられたれど しぬるときはとめるものとともになれり かれはあらびをおこなはずそのくちには虛僞いつはりなかりき
〔マタイ傳12章40節〕
40 すなはち「ヨナが三日みっか三夜みよ大魚おほうをはらなかりし」ごとく、ひと三日みっか三夜みよなかるべきなり。
〔使徒行傳13章29節〕
29 かれにつきてしるされたることをことごとくしをへかれよりおろしてはか納󠄃をさめたり。
〔コリント前書15章4節〕
4 またはうむられ、聖󠄄書せいしょおうじて三日みっかめによみがへり、
〔コロサイ書2章12節〕
12 なんぢらバプテスマをけしとき、かれとともにはうむられ、又󠄂またかれを死人しにんうちよりよみがへらせたまひしかみ活動はたらきしんずるによりて、かれともよみがへらせられたり。